手術について

 
 一般的な手術から比較的、難易度の高い手術まで行っています。
当院での手術は難しいと判断した症例については大学病院などをご紹介しています。
ペットと飼い主様にとって最良と思われる方法をご提案し、飼い主様と共に決めていきます。
 

  手術までの流れ

  
 手術までの流れをご理解いただくため、お預かりから退院までの流れをご説明いたします。
 

1.診察/術前検査/手術の説明

 
 診察し手術が必要な場合は手術の詳細な説明をさせていただいた上で、飼い主様に手術をされるかどうかの判断をしていただきます。
 手術が決まれば、一般身体検査のほか、動物の年齢、症状、手術の種類などに応じて、血液検査やレントゲン検査、超音波検査などを行います。
 

2.手術日の予約

 
 手術は原則として、事前のご予約が必要になります。
 手術日は以下の通りです。

 平日の 水 ・ 木 ・ 金 ・ 土 曜日

 
※手術翌日に体調が急変した場合にすぐ診察が出来るよう、翌日が休診日であったり、午後診療が休診となる日は原則として、手術をお断りしております。
※他の方の予約が入っている場合は予約できません。 
 
 去勢・避妊手術など健康上問題がないと考えられる動物の手術の場合、手術当日に診察・術前検査・手術の説明を行うことも可能です。
 手術前には絶食・絶水を行いますので最低でも手術希望日の前日までにはお電話にてご確認ください。
緊急を要する手術についてはすぐにご連絡ください。TEL:079-564-7333
 

3.お預かり

 原則として手術当日の昼12時に来院してもらい、手術の説明を再度させていただきます。ご不明な点やご心配な点などがありましたらご質問ください。
 ご理解いただければ、手術に関する同意書にサインをしていただき、ペットをお預かりして午前診療が終わり次第、手術の準備に入ります。

4.麻酔・手術

 
 動物の手術は基本的に全身麻酔下で行います。麻酔は動物の年齢、状態、手術の種類に応じて、適切な麻酔薬、麻酔量で行います。近年では、動物の麻酔に関する研究が進み、麻酔の安全性も高くなりました。しかしながら、全身麻酔をかける以上、100%安全だと言い切ることは出来ません。麻酔によるリスクを最小限にするために術前検査に加え、手術中も動物の状態を随時モニターし、緊急の場合に備えています。
 また当院では術中・術後の鎮痛にも力をいれています。多くの動物は痛みを感じていても、我慢をして行動などで示さないといわれています。わたしたちは、積極的な鎮痛管理を行うことにより、動物のストレスを最小限にしたいと考えています。
 手術では内容に応じて、様々な器具、機器を用います。超音波メスや電気メス等を用いることにより、出血のコントロールや手術時間の短縮が可能になり、手術リスクの軽減につながります。
 

5.術後管理・入院


 手術後は必要に応じて、抗生剤や鎮痛薬の投与を行います。状態によっては、保温や酸素吸入を行い、緊急の場合に備えます。
 手術の内容や動物の回復具合により、入院が必要となります。動物にかかるストレスを考え、入院期間は極力短くしたいと考えておりますが、ご自宅でのケアが心配な飼い主様とは、ご相談のうえで入院期間を決定いたします。
 
※去勢・避妊手術なども含め、術後の状態に問題がない場合は手術当日に退院となります。
 

  手術の実績

    
  当院で行った手術の実績の一部をご紹介します。

一般外科(軟部外科)

去勢手術避妊手術停留精巣摘出 
狼爪切除乳腺腫瘍切除子宮蓄膿症 
皮膚腫瘍切除鼡径ヘルニア整復精巣腫瘍摘出 
耳血腫腹壁ヘルニア整復肛門周囲腺腫切除 
胃切開腸閉塞解除腸切開 
腸管腫瘍摘出会陰ヘルニア整復結腸亜全摘出 
肛門嚢腺摘出肝臓腫瘍摘出脾臓腫瘍摘出 
胆嚢切除肝生検腎臓腫瘍摘出 
膣腫瘤切除膀胱腫瘍摘出膀胱切開(結石) 
   

眼科

眼球摘出眼瞼腫瘍切除  
第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)整復 
   

口腔・歯科

抜歯歯石除去口腔内腫瘍切除 
    

整形外科

膝蓋骨脱臼整復大腿骨頭切除尺骨骨折整復 
椎間板ヘルニア(片側椎弓切除術)断脚 
    

その他

骨髄穿刺股関節脱臼整復(非観血)